写真を撮っていると、被写体以外をボカして被写体を浮き上がらせたいと思ったり、反対に、被写体がピンボケする・背景がボケ過ぎてしまうこともあると思います。
この記事では、被写体にピントをきっちり合わせて、それ以外の背景等はボカす。また、ピンボケ・ボケ過ぎ時の対応についてまとめます。
ボケるとは?
ピントが合っていない状態であり、合っていない部分は写真がボケます。
被写界深度の範囲外はボケた写真になります。被写界深度とは写真のピントがあう前後の範囲で、カメラ・レンズ・設定等により変動します。
ボケる・ボケないの要素一覧
ピンボケ・被写体の端がボケの対策
ある程度センサーサイズの大きいカメラを使ったり、F値を解放出来るレンズを利用すると勝手にボケの強い写真が撮れてしまします。
ボケ過ぎてしまったり、ピンボケ・被写体の端がボケてしまった時の対策についてまとめます。
ボケ過ぎる・被写体の端がボケてしまう
ピントを合わせたい被写体から離れる(撮影距離)
被写体までの距離が近いほど、ボケやすくなります。ボケ過ぎたら被写体から離れましょう。
また、背景がボケ過ぎる場合は背景を近づけると背景のボケが少なくなります。
最短撮影距離より離れる(撮影距離)
最短撮影距離(これ以上近づくとピントが合わない距離)以上に近づくとピントが合いません。
私の利用しているレンズ(Tamron 28-75mm F2.8 G2)だと、20mm側(広角端)は約20cm、75mm側(望遠端)は約40cm、被写体からセンサーマークを離す必要がある。
焦点距離を短くする
焦点距離を短くして広角にするとボケが少なくなります。但し、短すぎるとレンズのパフォーマンスが発揮しきれなくなります。(35-50mm辺りで試してみて!)
F値が小さすぎる
F値を小さくして解放するとピントのあう範囲が狭く、F値を大きく絞るとピントの合う範囲が広がります。
なので、F値が小さく開放するとボケが多くなります。
但し、小さすぎる(解放し過ぎる)とレンズのパフォーマンスが発揮しきれなくなります。(F5~F10位が良いそうで、まずはF8で試してみて!)
設定のチェック
フォーカスエリアを「ワイド設定」にしてみる
ワイド設定に変更する。
フォーカスエリアをワイド設定にしてみて、モノや人が多くてピントが合わない場合、狭めていく。
(例:Sonyの場合)[狭]中央<スポット<ゾーン[広]
フォーカスエリアを「フレキシブルスポット(広め)」にしてみる【試す】
フォーカスモードを「AF-C」にしてみる【試す】
静止物の撮影は基本はAF-S(シングル)だが、AF-SからAF-C(コンティニュアンス)に変更してみる。手持ち撮影では、手振れが原因でピントがずれる可能性があります。
シングルモードでは、一度ピントを合わせた後にフォーカスが固定される為、「被写体が動いたり」「カメラが動いたり」するとピントがずれます。
但し、被写体の前後に障害物があったりしてAF-Cでピントが合わない時は、AF-Sに切替る必要があります。(α7Ⅳでは、ジョイスティック押し込みボタンで切り替わるようにしています[フォーカススタンダード])
マニュアルモードから「Aモード」「Sモード」で撮影してみる【試す】
ピントが合わない
撮影環境が暗すぎると、オートフォーカスが合いづらくなる
AF補助光(赤い光)・ストロボ・スマホライトなどで明るくする等の対策が必要になります。
被写体のコントラスト(明暗)が低い
背景をトロトロにボケさせる
背景をボケさせるには?
撮影距離(カメラと被写体の距離)
- 被写体を近くに持ってくる
- 背景自体を遠ざける
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