料理に彩りが欲しくなるときは無いですか?
私は料理やサラダに花(エディブルフラワー)をトッピングして彩りをUPしています。
実は栄養もあるので、彩りと栄養をUPすることが出来ます。
今回はサラダにエディブルフラワー(食べられる花)をトッピングし、彩りと栄養価を加えていきたいと思います。
そしてどうせなら、新鮮で安全な食用花を手に入れるため家庭菜園でエディブルフラワーを育ててみました。
- 花って食べられるの?
- 彩りは理解できるけど、花に栄養はあるの?
のような疑問をお持ちの人もいるかと思いますが、ローフードや健康志向の人々も食事に取り入れています。
また、西洋を中心に日常的に花を利用した料理が食べられています。
ここでは、エディブルフラワーの基礎知識や概要、栄養価や実際に育てて食べてみた感想などを紹介したいと思います。
実は栄養価が高いエディブルフラワーとは 基礎知識を解説
エディブルフラワーとは、食べられる花です。
食用に育てられ農薬などを利用せず、人間に害のない状態で販売され食べられています。
料理に活用することで、彩りや映えさせるだけでなく、実はビタミン・ミネラルなどの栄養を多く含んでいます。
栄養素によっては果物や野菜より豊富な栄養価があり、果物や野菜と同等な扱いとして花が食されています。
普段目にする花も実は食べられる
パンジー・バラ・チューリップ・桜など、桜はお菓子やパンに入れられることがありますね。刺身には良く黄色い食用菊が添えられたりもします。
実は、ブロッコリーやカリフラワーも花のつぼみである花蕾を食べています。
食用に食べられている花はおよそ70種類あると言われています。
実は古代から花は食べられており、二千年以上前からインディアンたちが花を食べてみたいです。
またちょっと古い話としては、1990年の「エディブルフラワー―食用花の栽培と料理法」という書籍の中で
- 全米でエディブルフラワーが栽培されだし世界に輸出されているコト
- 本葉のアメリカではスーパーマーケット、レストランで普通に食用の花として扱われていたこと
- エディブルフラワー栽培の調査を行う為に、1989年に農林水産省が予算を組んだこと
が書いてあります。
またこの書籍には、巻末に103種類にも及ぶエディブルフラワーとその特徴・まき時がリストアップされており、当時としては貴重な資料だったように思います。
エディブルフラワー自家栽培の方法
注意点
生花店などで売られている観賞用・園芸用の花は農薬が利用されていることもあるため
食用として販売されている花を料理に活用してください。
生花店で買ってきた花を切り取って後に咲いた花は農薬も抜け食べられるそうなので、私はこのやり方でエディブルフラワーを栽培し食べることもあります。
自分で作れば無農薬、有機肥料のみを利用すればオーガニックなエディブルフラワーが手に入りますので、今回は自宅で栽培したいと思います。
食べ方や料理への活用方法について
私は花を観賞することには興味がないので、完全に食べる為だけ栽培します。
味が気になると思いますが、ガツッと強い味ではなく味自体はふんわり優しめな味です。
よくある活用方法は、「サラダに入れる」「天ぷらにする」「焼き菓子作り」などがあります。
私はローフードな食生活を目指している為、サラダに入れて野菜と同じ扱いで食べようと思います。
ちなみに、生花の保存期間は2~5日程度と長持ちはしないので野菜室で保管します。
野菜や果物を凌駕する!実は栄養豊富なエディブルフラワー
エディブルフラワーは、ビタミン・ミネラルなどが豊富に含まれた栄養豊かな食べ物です。栄養素によっては果物、野菜を凌駕します。
菜の花、ナスタチウム、カレンジュラはα-カロテンが豊富、スナップドラゴンはビタミンCが豊富ですね。
ビオラ(パンジー)
食用花ビオラにポリフェノール含有量がめっちゃ多いです。
ポリフェノールの抗酸化作用により活性酸素の活動を抑制し、血中抗酸化作用などにより老化や動脈硬化の予防が期待できます。
スーパーフードとしても注目されていて、ヘルシー志向の飲食店でも利用が進んでいます。
ビオラなどの抗酸化作用については以下の記事がおすすめです。
ビオラ・ナスタチウムを育ててみた!エディブルフラワーの栽培方法を紹介
ビオラの栽培方法
栄養価が高く、エディブルフラワーと言えばビオラというくらいメジャーな花です。
実はビオラとパンジーは同じ種類で、大きい花がパンジーです。
寒さに強く冬の花です。
白色より暖色系(黄・オレンジ)が旺盛で花付きが良いので、暖色系がおすすめです。
同じく寒さに強いパセリと同じプランターで育てると育てやすいです。
バーク堆肥を表面に敷き詰めてマルチングして温度や湿度を保ち、病虫害対策をします。
項目 | 内容 |
---|---|
時期 | 種まきは8月~10月 |
場所 | 日あたりの良い・風通しの良い場所 |
水 | 必ず地表面が乾ききったタイミングで、鉢底から流れるくらいたっぷりと水をやりましょう。 |
収穫 | 茎からカットする |
越冬 | 保温して成長を促進させるためにバーク堆肥などを地表面に敷き詰めてマルチングする。 |
苗からビオラを育てる方法
ホームセンターで苗を購入して、苗からビオラを育てました。
ホームセンターなどで花が咲いている状態の苗は、薬剤などが付着している可能性があるため、食用ではないとのこと。
私は購入時の花は全て摘んでしまいます、摘んだ後に咲いた花では薬剤は分解されているようです。
鉢の準備などはミントと同様です。
ポットから鉢に植え替えて花を摘みました。
1~2週間程度経過すると、再び花が咲き始めました。
種からビオラを育てる方法
ビオラの種蒔き
ビオラの種蒔きは、発芽率をUPする為にセルトレイを利用します。
セルトレイを活用した種まきの手順については、こちらの記事に記載しています。
ビオラのプランターへの植え替え
セルトレイに蒔いた種が発芽してきたらプランターへ植え替えします。
ビオラ・ナスタチウムを植える際の、土の配合比率は以下を目安にします。
油粕を少々。
背の低いほうがビオラです、大きくにょいにょい伸びているのはナスタチウム。
成長したビオラ
ナスタチウムの栽培方法
最大3メートルも成長するツル性の植物で開花時期は6~7・9~10月、ビタミンCと鉄分が豊富で、マスタードのような味がします
寒さ・暑さに弱い。
真夏の直射日光は弱るため、半日陰か明るい日陰に移動して直射日光を避けましょう。寒さにも弱く、霜にあたったり凍ると枯れてしまいます。
秋に種をまいた場合はハウスや室内に取り込みます、春先に枯れた歯を根本から刈り取って肥料を与えると新芽が出てくるそうです。
外で育てる場合は腐葉土やバーク堆肥でマルチングします。
挿し木で増やす
ナスタチウムは挿し木で増やせます。
6月頃に茎を5~10cm(3節くらい)ほどの長さでカット、先端の葉っぱ残し他の葉っぱを落とすして赤玉土など肥料を含まない土で育てます。
項目 | 内容 |
---|---|
時期 | 種まきは3月~5月、9月~10月(
発芽適温は20℃前後) 芽後は株間は20センチ程度の間隔で風通しを良くし、日に良く当てます。 |
種まき | 嫌光性なので、タネは埋める。 |
場所 | 日あたりの良い・風通しの良い場所。真夏の直射日光は避ける。 |
肥料 | 与えすぎないと花が咲きにくい。植え付け時に遅効性肥料を、開花時期(6・7・9・10月)に2週間に1度液体肥料を控えめに与える。 |
水 | 乾燥気味を好むので地表面が乾ききったタイミングで、鉢底から流れるくらいたっぷりと水をやりましょう。水を与えすぎて加湿になるひょろひょろの弱い茎が伸びてしまう。 花に水掛かると寿命が短くなるので、根本に与える。 |
収穫 | 茎からカットする。ナスタチウムは葉も花も食べられる。 |
摘芯 | 本葉が5~6枚になったら上の伸びた枝の先端を摘心して下の脇芽を増やすことで、株にボリュームを作る。 暑さに弱いので夏越し為に、7月中旬くらいに半分~1/3くらいの高さにカット。株が強ければ秋にもう一度花をつけます。 |
切戻 | 暑さに弱いので夏越し為に、7月中旬くらいに半分~1/3くらいの高さにカット。株が強ければ秋にもう一度花をつけます。 |
花がら摘み | 枯れた花は、花の付け根から切り落とす、放置すると病気を引き起こす原因となる。 |
越冬 | 寒さにも弱いので越冬するためにバーク堆肥などを地表面に敷き詰めてマルチングする。 |
タネからナスタチウムを育てる方法
ナスタチウムの種蒔き
ビオラ同様にセルトレイを活用した種まきの手順については、こちらの記事に記載していますので参考にしてください。
ナスタチウムのプランターへの植え替え
ビオラ同様に、ナスタチウムを植える土の配合比率は以下を目安にします。
油粕を少々。
セルトレイを利用して発芽させたタネをプランターに植え替えました。
ナスタチウム、、、育ちすぎですね。。。
ビオラ、バジルやローズマリーと一緒にセルトレイで育てていましたが
ナスタチウムの育成スピードが速い速い。
植え替えから1週間
※ただいま記事を執筆中です。お待ちください!(汗)
ナスタチウムの収穫
※ただいま記事を執筆中です。お待ちください!(汗)
今後はスナップドラゴン(名前がかっこいいから)・カレンジュラ(α-カロテンが豊富なので)などを育ててみたいと思います。
エディブルフラワーを食生活に取り入れよう!活用方法を紹介
収穫したエディブルフラワーをサラダで食べてみました。
サラダをカラフルに!ビオラをトッピング
様々な色があるのでサラダ映えを狙えます。
味にクセがないので食べやすく、エディブルフラワーの第一歩に良いです。
ビオラの食べられる部分は花だけです。ブドウなどのフルーツと相性が良いようです。
食べると、ちょっと甘味があるようです。
根菜に彩りとしてビオラをトッピングしてみました。
色々な料理で彩りUP!!
サラダをちょっと味変してみた!ナスタチウムをトッピング
黄色や赤などの色で彩りを与えてくれます。
花・葉を食べられます、花はもちろん葉の栄養も多い。
食べるとちょっとピリッとした辛味があります。
カイワレ大根、ワサビ菜、からしに似た味わいでサラダ・サンドイッチ・蕎麦などに薬味的に利用されることも。
サラダに食用菊をトッピング
食用菊は最近食べるようになったのですが、独自の味が気に入っていてハマっています。
食用菊も実はビタミンや栄養素が豊富
お刺身に彩りで添えられているものも、栄養面からみれば食べなくちゃもったいないです。
オリーブオイル・岩塩・ニュートリショナルイーストをドレッシングにしていただきました
お皿の左側に移っているピンク色の植物はアマランサスのスプラウトです。
アマランサススプラウトの栽培方法はこちら!
エディブルフラワーの調理法・下準備
❶ 水で洗う
❷ キッチンペーパーなどで水気を取る
❸ ガクをとる
・ガクをとってバラバラにならないものはガクをとる。
・バラバラになる花は
⇒1輪の形を保ちたい場合は、ガクを取らない
⇒バラバラになっても良い大きい花は、バラバラになってもガクをとる
エディブルフラワーの保存方法
エディブルフラワーの賞味期限は野菜と同等感覚の扱いになります、なるべく新鮮なうちに食べましょう。
直ぐに使う場合
冷蔵庫の野菜室へ、数日はもちます。
1週間以上先に使う場合
ドライか、アイスキューブにしてしまいます。
いかがでしたでしょうか。
食用の花には実は栄養が豊富に含まていることを紹介しました。
是非、皆さんも食卓に活用して彩りと健康をゲットしましょう~!
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